大阪から公害をなくす会は、1970年代の初め、すさまじい公害による健康被害、生活被害をなくそうと立ち上がった大阪各地域の住民運動を中心、労働組合、市民団体、婦人組織、有志個人などが集まり、府規模の連絡共同組織として1971年2月に発足しました。
以来40年近い間、「公害は発生源で規制せよ」「被害者は汚染を出した者の責任で救済せよ」と言う原則に基づいて、公害の原因、被害の実情を明らかにし、その克服策を示して運動を続けてきました。
公害・環境破壊の内容もその間に大きく変化しました。当初は工場から発生する硫黄酸化物が主な原因だった大気汚染公害が、自動車排気ガスによる窒素酸化物公害に変わり、近年ではその上に化石燃料からの二酸化炭素等を原因とする地球温暖化が加わって安全に住み続けられる地球環境の危機が迫っている状況です。
会はこのような環境の変化に対応し、毎年「公害・環境デー府民集会」を組織して広く府民に訴えて来ました。集会はすでに38回を数えています。
また公害をなくす施策、被害者救済の要求などを掲げ行政に実現を求めてきました。
また日常的に地域や団体の運動を交流して構成員の公害・環境問題についての知識・意識の向上に努めてきました。そして今後も公害・環境問題に取り組む府的な連絡共同組織として、「地球規模で考え、地域から行動しよう」合い言葉に多くの府民の方々と協力して、安心して住み続けられる大阪を目指して活動します。
このホームページは、会の活動と大阪の環境の実情を広く、府民の方々に知って頂くために努力します。
皆様の協力で育てて頂くと共に、会への入会と協力を心から訴えます。