公害環境測定研究会が1年間の取り組みと研究成果をまとめた一冊です。
今号は、測定研究会の結成15周年に当たっての「これまでの測定研究会の活動・成果と今後の課題について」(西川榮一代表)、大気汚染とぜん息との因果関係を分析した「大気汚染と子どものぜん息被患率の相関」(長野晃、喜多善史)が特別報告として掲載されています。B5版で64ページで、内容は以下のようになっています。

1.巻頭言  測定研の活躍に期待します <芹沢 芳郎>

2.特別報告
(1)測定研究会15周年 これまでの測定研究会の活動・成果と今後の課題について <西川 榮一>
(2)大気汚染と子どものぜん息被患率の相関 <長野 晃、喜多 善史>

3.地域住民・団体からの報告
(1)15年の継続した測定運動 <松田 安弘>
(2)(ノート)カプセル測定データ解析、一つの提案 <喜多 善史>
(3)中津コーポと周辺のN02自主測定15年の取り組み <上田 幸雄>
(4)環境まちづくりの取り組みの大切さを、実践を通じ学ぶ 〜大学生が小学生の「空気の汚れ調べ」イベントを企画運営〜 <小平 智子>
(5)自分の手で測って、地域を見直そう −医療生協の組合員さんが測定運動を開始 <金谷 邦夫>

4.研究会報告
(1)天谷式カプセル(タイプ?)のろ紙、TEA浸漬、通気膜の力'ス透過性の正常性及び水分影響に関する確認試験 <公害環境測定研究会>
(2)交野市における住民・自治体の大気汚染物質(NO2)測定データの分析 <公害環境測定研究会>
(3)自治体測定局でのNO2年平均値と年一時間最高値との関係 −高濃度出現頻度減少への考察 <後藤 隆雄>

5.報告
(1)ぜん息被害者の救済制度づくりのために明確になってきた争点 <中村  毅>
(2)寝屋用市で発生している廃プラ公害病とは <長野  晃>
(3)第二京阪道路供用による沿道二酸化窒素(NO2)濃度の増加(第1報) ぜん息等健康被害が加する危険が想定される <長野  晃>
(4)種の多様性・種と種の多様性・生態系の多様性 3000万種の生物種の多様性を守れ!−COP10 in NAGOYA <藤永 延代>

6.活動報告
研究会活動1年を振り返って <久志本俊弘>

●発行元 公害環境測定研究会
●装丁 B5版/64ページ
●頒価 500円(送料・振込料別)
●申し込み先
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