あおぞらプロジェクト大阪とぜん息被害者の救済を求める会は2月21日午後、大阪府知事に対し「大阪府全域で、全年齢を対象にぜん息被害者を救済する制度の創設を求める要請署名」22,675筆を提出しました。これで昨年9月の第1次分と合わせて39,080筆が提出されたことになります。


『あおプロ』FAXニュース 2011年2月22日 NO.25 発行:あおぞらプロジェクト大阪

「要請署名」22,675筆を提出累計で39,080筆に

あおぞらプロジェクト大阪とぜん息被害者の救済を求める会は2月21日午後、大阪府知事に対し「大阪府全域で、全年齢を対象にぜん息被害者を救済する制度の創設を求める要請署名」22,675筆を提出しました。これで昨年9月の第1次分と合わせて39,080筆が提出されたことになります。署名の提出では芹沢代表委員が「未認定・未救済患者にとって“せめて医療費だけでも無料に”は切実な願い。一日も早い実現を」と訴え、また、福島区在住の川勝さんをはじめ3人の未認定患者が、未認定になった経過と医療費負担がいかに重く、生活を圧迫しているかを切々と訴えました。労働や医療の現場、認定患者の代表からも医療費助成制度の必要性が訴えられ、応対した府の担当者は「皆さんの訴えを署名の原本と筆数を添えて関係部局に伝える」と語りました。

午前中には議長に「陳情書」を提出。各会派への協力要請も

午後の要請署名の提出に先立ち午前中には、大阪府議会議長への「陳情書」の提出と各会派への協力要請、「公開質問状」の結果返しが行われました。当日は2月府議会の開会日に当たり、議長や議員との面談は出来ませんでしたが、議長宛の陳情書の提出では、参加者からの訴えに応対した議会事務局の担当者は「皆さんの各会派などへの地道な働きかけで、直ぐには無理としても一歩一歩動いていくものと思う。議長にはそのまま伝え、また、健康福祉常任委員会の委員など関係議員に送付させていただく」と述べました。

府政記者クラブで記者会見も

また、両会は、午後3時半から府政記者クラブで「公開質問状」の結果とコメントについての記者会見を行いました。これにはNHKや毎日新聞などマスコミ5社が参加し、会からの「公開質問状」を出すにいたった経過の説明や未認定患者の訴え、回答に対する会のコメントなど熱心に聞き入りました。また、報告や訴えの後には、未認定患者が生まれた経過や患者数などについて、質問も相次ぎました。

17日には大阪市会へ要請行動
荒木議長とは30分の面談

あおぞらプロジェクト大阪とぜん息被害者の救済を求める会は、大阪市の2月予算議会の開会日に当たる17日には大阪市会議長宛の「陳情書」の提出と各会派への協力要請、「公開質問状」の結果返しを行いました。
市会議長への「陳情書」の提出では荒木議長(西淀川区選出・自民党)が直接応対し、未認定患者と参加者からの訴えに耳を傾けながら、「私の周りでも二十歳くらいになってぜん息を発症する人が多い。私も医療費助成だけは何とかしたいと思っている。全て会派の議員に訴えていって欲しい」と語っていました。
会派への要請では、維新の会で議員2人が応対し、両会の訴えに「会派で検討します」と回答。また、PM2.5については「観測体制の確立が必要」という点で一致しました。