揺れが激しかった５号機については原因不明の故障があるため復旧のめどは立っていません。地震後に見つかった機器などの異常は４５件。このうち１７件は対応済みか、対応不要と判断しましたが、５号機の原子炉内の中性子の計測装置に、同社の基準で最も重い「クラスＡ」の問題があったこと、そして原因は不明ということです。

　５号機は、今回の地震の際、建屋の一階４８８ｶﾞﾙの最大加速度を観測しました。これは同じ場所で想定されていた「設計用最強地震」の４８４ｶﾞﾙを上回っています。また同建屋地下２階の最大加速度は４３９ｶﾞﾙでした。