#147 被害の真相が分からないい保安院の発表
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原発問題住民運動大阪連絡会 - #147 被害の真相が分からないい保安院の発表

#147 被害の真相が分からないい保安院の発表

カテゴリ : 
げんぱつ
 2009/8/25 22:10

 原子力安全・保安院は14日付の地震被害情報で、各号機の運転状況について以下のように発表しています。

1号機、2号機は廃止措置準備により停止中(基礎版上で最大109ガル観測:1号機と共有)
3号機(110 万kW)(定期検査により停止中)(基礎版上で最大147ガル観測)
4号機(113 万7 千kW)(自動停止)(基礎版上で最大163ガル観測)
5号機(126 万7 千kW)(自動停止)(基礎版上で最大426ガル観測)

 「これらの観測した地震動は、いずれも中央制御室での確認用に基礎版上に設置した地震計のものです。そして、上記の最大震度は、中央制御室での確認用に基礎版上に設置した地震計で観測したものであり、今後、中部電力が設置した多数の地震計のデータが改めて事業者から分析・報告されることになっています。引き続き原子力安全・保安院として確認していくこととしています」と説明しています。

 また、「発電所では、引き続き設備点検を行っています。現地保安検査官が1号機から5号機まで現地確認を行った結果、「止める」「冷やす」「閉じ込める」といった基本的な機能について異常はないことを確認しています」と述べた上でいくつかのトラブルや不具合について触れ、「通常とは異なる状況として、14日13時00分現在、合計39件(うち14件は対応完了)の事象が確認され、いずれも外部への放射性物質による影響はないとの連絡を受けております。詳細については、引き続き保安院として確認していくこととしています。」と言う公式発表です。

 しかし、中電の発表では5号機で、最も重い「Aクラス」の「起動領域モニターの動作不能」とトラブルも起こっており、深刻な被害を受けていることは明らかです。

 今回の駿河湾地震の震度は6弱であり、地震の規模を示すマグニチュウドMは6.5です。これは想定されている東海地震のM8に比べればその規模は1/100以下です。この事実は柏崎刈羽件発震災と同じく原発の震災対策の不十分さと地震国日本での原発の危険を重ねて明らかにしています。

げんぱつ (大阪・原発住民運動情報付録)

【 2009年8月25日 No.147 】
原発問題救民運動大阪連絡会

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