大阪から公害をなくす会「環境情報」(12月10日号)
いよいよ大阪府下とりわけ大阪市内の新型コロナウイルス感染は広がり、いろいろの催しも控えざるを得ない状況が生まれています。
私が仕事をしている診療所でも、元感染者で体調不調、在宅勤務で仕事をしていたが…受診・検査で感染判明(診療所第1号)と身近に迫ってきています。大半は感染リスクの少ない高齢家族だけの方なので、マスク2枚で診察というスタイルに変えて診療。発熱・感冒患者にはシールドや手袋、ガウン等々装着でと対応を変えています。
しかし、3,4月ころの緊張感が大阪で薄れているのではないかな…?という感じもしないではありません。感染したときの自らの重症化リスクの高さを考えながら、身を守りつつ、仕事を続けるというのは、それなりに疲れます。しかしまだ感染者を「線で追い検査をする」体制から「周囲を面で検査をして無症状者を探し出す検査」への転換が専門家からも提案されないので、感染の広がりを抑えこむことはなかなかできないかもしれません。
さて国会では「答弁を差し控えます」の時だけきっぱりという姿には、国会も討論の場ではなくなったなという印象がますます強まっています。政治の劣化がどんどん進んでいく事態です。
久しぶりに、原発差し止めの判断が、地元大阪地裁で起きたことは驚き。地震の影響について最大リスクを考えない判断について、既に福井地裁で判断を示されていましたが、設置認定の不合理を問うた点でまた一歩進んだ判断になりました。高裁ではまた…とは思いますが。こうした積み上げが、裁判の中での「世論」形成に役立つだろうと考えます。(金谷邦夫)
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