大阪から公害をなくす会「環境情報」(5月13日号)
新型コロナウイルス・変異型は猛烈な感染力を発揮して広がっています。大阪のコロナ感染治療に関わる病院は完全に対応能力の100%を超える状況で、在宅のままでなくなる状況、またとりわけ高齢者施設での状況は、病院に入院できないため、施設が病院やICUのようになっているという状態は、非常につらいものです。
医療の専門家が少ない施設での対応の困難さは想像に余るものがあります。保健所機能も完全にパンクしており、それがさらに感染の広がりを促進しています。この一カ月は、いくつかのことで進展を予想させることがありましたが、とりわけ関電の原発3基の再稼働への動き、温暖化問題にかこつけて原発の新増設を押し出す自民党の動きは安倍前首相を先頭におしだし、他の諸々の動きと軌を一にして非常に露骨になってきています。
ただ野党側にも野党一致して追及する姿勢が少しずつ陰ってきている様相で、政権の無能力な状態の中で大変危惧されます。市民の一員として私たちもいろいろの運動に関わって声を上げ続けなければならないように思います。大変な状況ですが、一つ一つの取り組みに向き合っていきましょう。
金谷邦夫
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