2011-9-20 (34-12)事務局ニュース
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大阪公害患者の会連合会 - 2011-9-20 (34-12)事務局ニュース

2011-9-20 (34-12)事務局ニュース

カテゴリ : 
患者会ニュース
 2011/10/4 19:18

泉南アスベスト国賠控訴審判決 不当判決に怒り渦巻く

「血も涙もないのか!」ー8月25日午後2時すぎ、大阪・泉南アスベスト国家賠償請求訴訟の控訴審判決が言い渡された法廷を、傍聴者の怒りとどよめきが支配しました。大阪高裁が、国の責任を認めた大阪地裁判決を破棄して原告の請求を棄却した瞬間でした。

アスベストの危険性を知っていながら情報提供も規制も対策もしなかった国の責任(不作為)が問われた裁判での高裁判決は、「アスベスト被害の原点である大阪泉南地域の被害と国の加害の事実から目を背け、国民の生命、健康よりも経済発展を優先させた国の責任を不問に付す」許しがたい暴挙です。また、法と正義に基づき人権救済の砦としての裁判所の役割を放棄するものにほかなりません。

判決行動に詰めかけた500人を超える原告、弁護団、支援者らは判決後集会を開き、不当判決に対してただちに上告するとともに、引き続き泉南アスベスト被害の早期救済と全面解決を求めて闘い抜くことを誓い合いました。

 

第35回 大阪連合会大会

日時 9月30日(金)午後1時30分〜
場所 福島区民センター

◎万障繰り合わせのうえお越しください

 

怒りに震え大声で叫んでいた

8月25日午後2時、泉南アスベスト国賠訴訟の高裁の判決が出された。裁判長は一審での勝利判決を全面的に取り消し、原告の訴えを棄却しました。

「棄却する」の言葉が耳に入った途端、腹立たしさと悔しさで体の震えが止まりませんでした。裁判長なんでやねん、どないなってんねん、人の命はどうでもいいのか、私はいつしか大声で叫んでいました。裁判所の中は、泣きながら裁判長に、血が通っているのか、それでも人間か、私の母は今朝中皮腫で亡くなったんですよ、どうしてくれるのですか等々・・怒りと抗議の声が渦巻いていました。弁護士の表情も硬くて暗い。だって今回はみんな勝利を確信していたし、負けるなんて考えていなかった。国は人の命よりも経済発展を優先させたのです。負けてたまるか、これからも頑張りましょう・・・

国労会館です。ぜひご参加を!  和久利正子

 

この秋、同時選挙が予想される大阪市長選挙と大阪府知事選挙。

患者会も参加する「大阪市をよくする会」と「明るい民主大阪府政をつくる会」の候補者が相次いで決まりました。

大阪市長選挙に出馬を表明したのは、わたし考一さん、59歳。1996年、旭区の補欠選挙で共産党から出馬して当選、連続4期、市会議員として活躍しました。現在・大阪市よくする会市民生活本部長、旭民主商工会顧問、旭生活と健康を守る会顧問、旭区ソフトボール連盟顧問。


 

知事選挙に出馬する梅田章二さん、60歳。弁護士で西淀川公害訴訟の弁護団として活躍しました。

連合会は、両会の構成団体として、わたしさん、梅田さんの当選をめざして全力投球します。


 

 

新しい救済制度で国会議員に要請
大阪から川勝さんら参加 「紹介議員になってください」

―首相退陣・後継首相をめぐる「ドタバタ劇」真っ最中の8月24日、全国公害患者と家族の会連合会による「新たな大気汚染公害被害者救済制度を求める請願」への要請行動を実施しました。この日は、すでに国会議員への要請行動を積み上げている東京、川崎の患者会に加えて、大阪、名古屋の患者も合流。20人が会期末を迎えた衆参の国会議員43人に新救済制度創設への支持・協力を訴えるとともに、請願の紹介議員になっていただくよう働きかけました。

大阪から参加したのは未救済患者の川勝恭子さんと連合会の上田敏幸事務局次長。大阪と愛知選出の国会議員を中心に要請しました。議員会館の各部屋を訪問して要請するのですが、多くは本人や政策秘書には会えず、玄関で事務員に主旨を伝えました。
偶然にも本人が在室中で、「大阪から」の声に面談できたのが山下芳生参議院議員。そらプロジェクト調査の結果や大気汚染の現状、子どもたちのぜん息が増加している問題などを説明。活動への協力とあわせて紹介議員もその場で快諾いただきました。

 

国会議員要請行動に参加して <川勝恭子>

8月24日は例年取り組まれている「薬害根絶デー」です。

厚生労働省前での宣伝行動に私たちも参加させていただきました。被害者の方々の訴えに今更ながら薬害の恐ろしさを思い知らされました。その後、「大気汚染公害被害者の新たな救済制度」を求めて各議員訪問を行いました。

私は参議院の要請グループに加わりそれぞれの党の各部屋を回らせていただきました。あいにく国会開催のため議員さんは在室されず秘書が応対されました。

遠く大阪から行ったことで労をねぎらってくれましたが、直接議員さんにお会いして訴えることができず何か物足りない一日でした。

 

第16回環境学校

感想文

台風、近畿へ接近のニュースが報道されていた9月3日〜4日第16回環境学校が住之江区南港(大阪アカデミア)で開講され(49人参加)、私は1日だけ参加しました。
はじめに、大阪から公害をなくす会の金谷会長から「大阪は液状化にほとんどなる地域、総合的な原発問題を学んでほしい、街づくり防災などこれからの対策を議論し深めていただきたい」と挨拶されました。

講演では「東日本大震災と東南海・南海地震」について、田結庄先生が(神戸大教授)スライドで説明されました。

今は活動期に入っており30年後までに確実に起きる、いつ発生してもおかしくない状況にあると。大阪の防災対策の不十分さに加え急いで対策が必要と思いました。

(城東)藤本よう子

 

広がる署名活動

《大正》松本邦枝さん一気に620筆!

いつも頼んでいるカラオケ仲間や商店街など10人のところから回収してきたのが620筆。今の目標1500筆なのであと600筆みんなでがんばろうと申し合わせました。

《此花》やっぱり来て良かったね

7月8日署名をお願いしていた此花区内の5団体を訪問しました。今まで署名をなかなかいただきに行けずそのままになっていた此花民主商工会の方より連絡があり訪問しました(15名の署名)、そして他、近所の男性に頼んでいた署名も15名いただきました。嬉しくてこれからもお願いしたところを、また回ろうと思っています。

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