「第44回公害環境デーからのアピール」
大阪府民のみなさん
第44回公害環境デーに参加した私たちは、大阪の公害と環境について学び討論し、以下のことを国と大阪府・大阪市に要求することを確認しました。
- 大気汚染による喘息患者、アスベスト被害者、水俣病患者、その他の公害被害者すべての未救済者について国の責任において十分に救済することを求めます。
- 東電福島第一原発事故の責任は東電と国にあり、生活とくらしを事故前の条件に回復させ、被害者に十分な賠償を行なうことを求めます。生活とくらし救済措置の廃止に反対します。
- 大気汚染の実効ある低減策、とりわけPM2.5の具体的低減策を直ちに講じることを要求します。
- 生活の安全と経済を危機に陥れ、国会合意にも反するTPP合意に反対し、参加を止めることを要求します。
- 地震・津波などで起こりうる、大阪湾域の船舶・コンテナ・石油タンク、液状化、超高層ビル、巨大地下街などの問題に対し、具体的対策を実施し、実効ある避難体制を確立することを求めます。
- COP21のパリ合意を実りあるものにするため、温室効果ガスを確実に減らし、石炭火力から撤退することと、原発再稼働を許さず、再生可能エネルギーを積極的に推進することを求めます。
さらに大阪での、廃プラ焼却による健康被害の根絶、大阪市環境科学研究所と大阪府公衆衛生研究所との統合と独立行政法人化を撤回し公立運営で機能を強化すること、淀川左岸線の延伸計画の中止を求めます。
カジノや高速鉄道建設など従来型の「大型開発」を狙う「大阪都構想」は府民の生活と環境を破壊するものであり、反対します。
府民のみなさん
今年5月の「ソラダス2016」は身の回りの大気環境を自分の手で測定するNO2測定運動です。多くの府民の参加を訴えます。
広範な大阪府民の共同の力で、『都市格』のある住みよい大阪をめざす取り組みを広げていきましょう。
2016年1月30日
第44回公害環境デー大阪府民集会参加者一同
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第44回公害環境デーからのアピール
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