#150 原子力機構が「もんじゅ」運転再開に向け5回目の安全総点検報告を提出

原発問題住民運動大阪連絡会 - #150 原子力機構が「もんじゅ」運転再開に向け5回目の安全総点検報告を提出

#150 原子力機構が「もんじゅ」運転再開に向け5回目の安全総点検報告を提出

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げんぱつ
 2009/11/25 15:13

 日本原子力研究開発機構は11月9日、敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」の5回目の安全性総点検報告をまとめ、原子力安全・保安院に提出しました。今回の報告が最終になる見込みで、機構は「運転再開に向けた準備が整った」としています。機構は、来年3月までの運転再開を目指しています。

 安全性総点検は、95年のナトリウム漏れ事故を受けて旧科学技術庁が実施し、98年に旧動力炉・核燃料開発事業団(動燃)へ4点の改善を指示しました。機構は01〜07年に4回にわたり報告しましたが、その後、ナトリウム漏えい検出器施工ミスや排気ダクトの腐食など数々の不具合が発覚。保安院は特別な保安検査で、機構に対し5回目の提出を求めていました。

 県と敦賀市に伝えた機構の早瀬佑一敦賀本部長は「今回で14年間の改善活動を総括した」と説明。品谷義雄・県安全環境部長は「もんじゅの保全活動の集大成と認識している。末端の職員まで気を緩めることなく取り組んでほしい」。河瀬一治市長は「機構としても自信を持って改善したということだろう」と話し運転再開への期待を表しています。

げんぱつ (大阪・原発住民運動情報付録)

【 2009年11月25日 No.150 】
原発問題救民運動大阪連絡会

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