原発問題住民運動大阪連絡会 - #150 関電の美浜1号機運転継続の発表に県内自治体から「慎重に」の声
関西電力が5日、美浜原発1号機の運転継続の方針を示したことに、県内の自治体からは慎重な対応を求める声が上がっています。
この日、県庁で旭信昭副知事と面会した関西電力の森詳介社長は「保全活動を適切に実施することで、運転開始後40年を経過しても、安全に運転を継続することが可能と判断した」と強調しました。
これに対し旭副知事は「不安感を持つ県民がいるのも事実。プラント全体の安全性が保たれていることを前提に慎重に対応してほしい」と要請。運転継続の可否判断については「美浜町、県議会の意見も踏まえ慎重に対応したい」との考えを示しまた。一方、美浜町の山口治太郎町長は、同町役場で関電の八木誠原子力事業本部長と面会。山口町長は「安定的に動かせるという結論に達したなら、町民に話してほしい」と求めました。
県庁で報道陣の取材に応じた森社長は、1号機の具体的な運転継続期間を「検討段階」と述べて明言を避け、同原発の増設についても「重要な課題だが現段階では何も決まっていない。今回の運転継続の判断とも、直接的にはリンクしない」と述べました。
げんぱつ (大阪・原発住民運動情報付録)
【 2009年11月25日 No.150 】
原発問題救民運動大阪連絡会