大阪公害患者の会連合会 - 2014-3-20 (37-5)事務局ニュース
大阪都ストップ!維新ノー!出直し市長選に怒り広がる
橋下市長の突然の辞任による「出直し市長選」(3月9日告示23日投開票)への怒りが日に日に広がっています。こうなったのは、橋下市長が推進する大阪都構想の区割り案を議論していた協議会で、自分の提案が否決されると逆切れし「市長をやめる、選挙だ!」と言い出したから。まさに駄々っ子、予算議会を投げ出し、選挙費用になんと6億3000万円の税金をつぎ込むという無茶苦茶をごり押しするのですから、市民の理解を得られるはずがありません。
吹雪にめげず宣伝 大阪市議会開会日行動
2月14日の市議会開会日は朝から雪が降りしきり、宣伝行動を始めた正午には吹雪に。それでも市民ら63人が詰めかけ、チラシを配布すると、通行人が自ら駆け寄ってうけとる姿もありました。患者会からは14人が参加しました。
怒り爆発!市民のつどい 〜中央公会堂あふれる〜
「大阪都ストップ!」「維新ノー!」「出直し選挙」に怒る市民のつどいが3月6日、中之島中央公会堂で開かれ、満員の会場は理不尽きわまりない選挙への怒りであふれました。府大と市大の統合に疑問を投げかける大学生、都構想は「なんぼ聞いてもようわからん」と語りかける連合振興町会長、橋本さんの「民意」は民主主義とは無縁と批判する社会学者、慰安婦・性暴力発言を許さず辞任を求める活動を続けている女性、元大阪府小学校校長会長らがつぎ次と登壇、会場のすみずみまで「橋下独裁」「維新政治」への怒りが広がります。締めくくりは、共産党の山下芳生書記局長(参議院議員)が登壇。「大義あるたたかいに胸を張って参加しましょう」とよびかけました。
寒風の中、宣伝活動
「切実な要求の実現をめざす一斉宣伝で都構想ストップ!維新政治を追いつめよう!」−大阪市をよくする会と明るい民主大阪府政をつくる会の呼びかけに応えて大阪連合会は宣伝用スポット原稿を作成。3月4日から3日間のべ20回、事務所の周辺でハンドマイクによる宣伝行動をしました。スポットでは、橋下氏が知事、市長の就任直後に公害患者の死亡見舞金を打ち切ったことを糾弾。こうした「弱いものいじめ」はその後、障がい者への助成金打ち切り、水道料金の福祉減額の廃止、敬老パスの有料化、幼稚園の統合・廃止などにつながっていると訴えています。「弱いものいじめ」政治を拡大する都構想をストップさせましょう。
大阪府議会開会日行動
2月21日の府議会開会日,正午から教育塔で恒例の集会、その後府庁周りをパレード、怒りを込めシュプレヒコールを上げました。患者会は7人参加しました。
署名・募金のお願い!
第39回公害被害者総行動デー 6月4日(水)・5日(木)
年に一度公害被害で苦しむ人たちが結集して、デモや集会を行い、また国や企業と直接交渉する場です。
総行動を成功させるために例年のように署名・募金に取り組みます。
★ 署名一会員 15名以上
★ 募金一会員 1万円以上
*募金のお願いは4月号ニュースと一緒に お渡しします。
会員とご家族の積極的なご協力をお願い致します。
原発ゼロただちに!〜扇町に7000人
「すべての原発ただちに廃炉!」「再稼働反対!」−福島原発の事故から3年目を迎えた3月9日、原発ゼロを願う声がこだましました。好転に恵まれたこの日午後、扇町公園には7000人の市民がかけつけ、原発依存の「エネルギー基本計画」を閣議決定し再稼働に向けて突き進む安倍政権に「ノー」の声を突きつけました。患者会からは30人が参加しました
原発さようならの集会に参加しました。長谷川芳子
私達患者会は扇町公園での集会とパレードに参加しました。
今回初めてパレードに最後迄参加しました。私達はCコースで扇町公園から福島の出入橋公園迄で、パレードの最終列で歩いたので思いのほか歩けました。シュプレヒコールも短く「原発やめろ」「子どもを守れ」「再稼働するな」と言うように、とてもわかりやすく元気をもらいながら歩きました。一緒に歩いた皆様ご苦労さまでした。
<大阪公害患者の会連合会> 〜事務所移転お知らせ〜
★4月23日引っ越します
<移転先>
〒555-0013 大阪市西淀川区千船1-1-1 あおぞらビル
TEL 06-6475-0790 FAX 06-6475-0934
療養手当て請求書忘れないで出しましょう!
3月はじめに大阪市より、26年度療養手当て請求書が届いています。
★12箇所すべてに名前、電話番号を書いて、押印してください。
★3月31日までに同封の封筒で大阪市保健所に送りましょう。
▼請求書を提出しなかったり遅れたりすると療養手当てが支給されません。
▼請求書を提出していても診療日数が月4日以上に満たない場合は支給されません。
各会だより
環境省職員研修〜 西淀川公害フィールドワーク おでん囲んで和気あいあい
環境省の職員による西淀川公害フィールドワークが2月26日から2日間の日程で行われました。あおぞら財団が職員研修として毎年受け入れ、公害による被害と地域の環境再生の取り組みを学ぶもので、今年は本省、近畿地方事務所、環境再生保全機構から11人が参加しました。
被害と患者の願いを語ったのは和田美頭子さん、森脇君雄会長は、長期の裁判を支えた患者会の活動について紹介しました。参加者は、「住んでいるところから出て行こうとは思いませんでしたか?」「裁判官は大気汚染公害を理解していると思いましたか?」など次々と質問。これに対し、ぜん息など病を背負いながら、繰り返し公害をまき散らす企業に掛け合ったこと、らちが明かずにようやく裁判に踏み切り、長く困難な運動を経て、勝利判決から和解への道を支えたのは「患者会が分裂せず、一枚岩の団結があったから」(森脇氏)と語りかけました。
この日、夕方からは恒例の「交流会」が開かれ、研修参加者と患者、財団職員が手作りのおでんやサラダを囲んで歓談しました。お疲れ様でした。