トピックス - 環境省がそらプロジェクトの『報告書案』を発表
環境省環境保健部は5月24日、「局地的大気汚染の健康影響に関する疫学調査『報告書案』」を発表しました。これは平成17年度(2005年)からそらプロジェクトとして取り組まれてきた大規模な疫学調査で、小学生を対象にした学童コホート調査、1歳6カ月から3歳を対象にした幼児症例対照調査、成人を対象とした成人調査の3調査からなっています。学童調査では「EC及びNOX推計曝露量を指標とした自動車排ガスへの曝露とぜん息発症との間に関連性が認められた」、幼児調査では「副次的な解析の一部において統計学的に有意であった」、成人調査でも「症例対照研究の副次的解析の一部においてEC個人曝露濃度帯のオッズ比が統計学的に有意であったことに留意する必要がある」などとなっています。環境省環境保健部は、「『報告書案』はあくまでも案段階のもので、後日公表版が発出される予定。但し、日程については未定」としています。