トピックス - 泉南アスベスト国賠訴訟で大阪高裁が不当な判決
大阪高等裁判所は8月25日、大阪・泉南アスベスト国家賠償請求訴訟の控訴審で、原告の請求を却下する判決を言い渡しました。判決は、国の不作為の責任を認めた大阪地裁の判決を全面的に取り消しただけでなく、「厳格な許可制の下でなければ操業を認めないというのであれば、工業技術の発達及び産業社会の発展を著しく阻害する」などと述べ、人の健康・人権の救済よりも経済・産業を優先する極めて不当なものとなっています。原告団・弁護団は、この不当判決に対し直ちに上告するとともに、引き続き、国に対して泉南アスベスト被害の全面解決を求めてたたかい抜く決意を表明しています。