トピックス - お知らせ
第44回公害環境デーを本年1月30日に開催致しました。
開催に際しましては、各種団体、法律関係事務所、議員団、個人など多数のご支援をいただき、ありがとうございました。今年は、例年を上回る200名を超える参加で無事開催することができました。
近年、公害環境デーの午前は分科会を開催し、その時々の課題を掘り下げて学び、討論する企画を行っています。
午後の全体会では、公害問題に早くから取り組み、学問的立場から研究してこられ、一昨年「戦後日本公害史論」を出版されたことを受け、今回はぜひとも宮本憲一先生の話を聞きたいということで、無理なお願いをしました。多忙な日程の中、快く受けていただきご講演いただきました。
宮本先生からは、改めて大阪の地で環境や文化の住民運動を再生し、新しい市民の動きと共同して、都市格のある大阪を再生していくべしという、展望を示していただき、我々の取り組みとしても念頭に置いた運動展開をしていく必要性を認識させられました。
今回、実行委員会ニュースを作成し、公害環境デーの集会の内容を、ご支援いただいた皆様に報告させていただくことにしました。
本先生の講演の概要と、3つの分科会の内容、全体会の特別報告などを掲載しています。お読みいただき、ご意見などいただければ、当会の活動に生かしていただきたいと考えています・・・>続きを読む
皆さま、昨日は本当に暑くて長い一日を、満席の傍聴席、満席の報告集会にて原告、避難者とともにお力を結集させてくださいましたこと、心から感謝申し上げます。
貴重な夏休み期間に、原告だけでなく、傍聴に来てくださった方々のお子さん連れの多さに、同じこの国で子供を育てる一人の母親として希望と力が沸く思いでした。
大人もこどもも、老いも若きも、思いを一つに大阪地方裁判所の裁判期日に合わせてくださいましたこと、本当にありがとうございます。
また、何よりも、期日以外でも、チラシを作ったり、SNS等で、広く裁判の意義を広めてくださったり、裁判の意義や理解を深める集会等開催してくださったりと、裁判当日を迎えるまでにも多くの皆さまのご尽力をいただいておりますこと、改めまして感謝申し上げます。
本当に、皆さまが思っていらっしゃる以上に私たちは、お支えくださる皆さまお一人お一人の行動、お言葉に力と勇気をいただいております。そして昨日は希望もいただきました。
2016年8月4日の裁判につきまして、お越しいただいた皆さま、応援してくださった皆さま、ありがとうございます。さきほど、原告団代表の森松明希子さんよりメッセージがありましたとおり、沢山の方が集まってくれました。傍聴券の抽選には、142名の方々が並んでくださいました。毎回裁判前に行う淀屋橋での宣伝行動。1時間繰り上げてのチラシ撒き、募金呼びかけ、宣伝行動には、原告の子ども達も参加しました。
集会で毎回お伝えしていますが、集まったカンパのお金は、チラシの印刷代やチラシの発送費に使わせていただくにとどめ、いつか、原告が東京に行く機会も増え始める時期に使えるようにと貯めてきました。いよいよ東京へ行く機会も増えるようで、そのような金額に使う時も来ますとお話したこともあって、報告集会でのカンパが沢山集まりました。
報告集会でよびかけたカンパ…74,917円
宣伝行動での募金額…2,387円
合計 77,304円
沢山の思いをありがとうございました。
8月3日にこの要望書を大阪府政策企画部に出向いて提出しました。
これへの回答は、懇談会の形で後日口頭でするという回答でした。
「夢洲での万博」誘致計画に関する質問と要望
私たち「大阪から公害をなくす会」(1971年設立。194団体および個人)は、人間優先の基本的立場で、大阪から公害をなくし、環境破壊を防ぎ、美しい自然ときれいな空気、きれいな水をとりもどすためにこれまで取り組んでいるものです。私たちは、これまでの経験から今回の「2025年大阪万国博覧会」の誘致が巨額の「公共工事」を必要とし、今でも「経費削減」を理由にさまざまな社会福祉・医療面、労働環境面、府民生活面での施策が後退している中で、府民生活の向上と改善に役立たないのではないかとの危惧を抱いています。
しかし、そもそも安全対策上において夢洲での万博開催は大問題であるという問題意識をもっています。南海トラフ巨大地震が間近に迫っている中であり、以下に示す諸点について、大阪府として早急に回答いただきたいと考えます。合わせて私たちとの懇談の場を早期に設定していただくよう申し入れるものです。
2016年7月1日
大阪から公害をなくす会
■差し迫っている重大な環境汚染問題と現在の日本の電力・エネルギー政策
第1の問題は福島原発事故災害による放射能汚染です。事故が起こってから5年以上が過ぎましたが、事故現場では放射能汚染水が増え続け、メルトダウンした原発の事故の真相さえつかめない状態が続いています。福島県の資料によれば、5月27日現在いまだ9万0885人の県民が県内外に避難(県内49,333人、県外41,532人、不明20人。県外のうち大阪には315人、近畿地方全体では約1,674人)を強いられ、この他にも福島県以外の人の避難者も大勢おられます。放射能汚染から逃れるために苦しい避難生活を余儀なくされていますが、元の生活が何時取り戻せるのか、見通しが全く立たない状態が続いています。にもかかわらず政府や東電は理不尽にも避難指示区域を次々に解除し、来年3月以降に、賠償や生活補償などを打ち切ろうとしています。環境省は放射能汚染が最大の環境汚染と言いましたが、一度汚染が広がったらいかにやっかいか、対応不能の状態に陥ることがいよいよ明らかになってきており、原発事故は二度と再び起こしてはなりません。
6月9日(木)夜、第37回総会を31団体45名の参加で開催しました。
はじめに、金谷会長から開会挨拶があり「今回の総会は、?安倍政権が今回の選挙で憲法改悪のための3分の2以上の獲得をめざしており、その狙いは海外の戦闘に思い通りに出ていく、そのために国民を監視体制下におく狙いである、?しかし市民や野党共同が大きく進んでおり、単なる野合ではなく共同の政策をつくって地方区のすべてで共同候補者を擁立している、?公害をなくす会もこういう動きの中で原発問題、TPP問題、地球温暖化、石炭火力問題などで粘り強く取り組みながら、新しい世の中を目ざしていきたい」と話されました。
次いで、メッセージ紹介の後、日本共産党大阪市会議員団を代表しての小川陽太議員から祝辞を受けました。その後、久志本事務局長からこの一年間の取り組み、公害環境デー、NO2一斉測定運動(ソラダス)を含む、公害をなくす会の様々な活動の方針について提案されました。
出席者から、原発避難者の救済支援、安保法制と改憲問題、アスベスト裁判状況、寝屋川廃プラ問題、大気汚染での被害者総行動、淀川左岸線建設問題の問題点、ソラダス運動の現状と今後の課題などが報告されました。原発問題では、川内原発、高浜原発などの名前を明記して再稼働反対の姿勢を出すべきことを方針に入れること、及び会計報告での事務局ミスを訂正したものを後日全会員に送付することを条件に、方針・決算・予算を全会一致で決定しました。
役員体制では、金谷会長、副会長5名、幹事26名、会計監事2名、顧問4名が選出されました。最後に「立憲主義・民主主義そのものを根本から破壊する 日本国憲法の改悪に反対し、人の命を奪い 環境破壊につながる『安保法制』を撤回することを求めます!」を決議して終わりました。
?4/29のろ紙入れ
4月29日(金)の休日に大阪府域から約90名が集まり、自分たちの手で、カプセルを最終仕上げを行いました。 |
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カプセルへのろ紙入れは非常に繊細な作業であるので、インストラクターから先ず丁寧な説明を受けてから、作業しました |
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?カプセル設置
持参した地図で、取り付け場所を探して確認します。 |
取り付け場所に、ゴムキャップを外してカプセルをしっかりと設置します。 |
?カプセルのNO2の検出
まず受付し、持参したカプセルに通し番号を記載している(第一会場 2階) | カプセルをラックに通し番号順に整列している(第一会場 2階) |
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白キャプを外し、NO2と反応する発色剤を投入している(第2会場:4階) | 発色剤がNO2と十分に反応するまで約20分待ち、よくかき混ぜる(第2会場:4階) |
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発色したサンプル液を、検出用プレートに0.2mlづつ移している(第2会場:4階) | 検出用プレートを分析機器にて濃度分析している(第2会場:4階) |
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「ソラダス2016(大気汚染・二酸化窒素の測定運動)」が5月19日午後6時から24時間に行われ、大阪全域で約1万個のカプセルが設置されました。測定運動にご協力いただいたのは約4000名の住民です。(これらのカプセルは、4月29日の休日に約90名の住民の手で作られたものです)。
6月5日に朝から夕方まで、検査技師さんを含め約80名の手で、回収できたカプセルの9,561個を検出しました。今後、数値の精査と集約を行い、地図化します。同時に行った健康アンケートは6月末までに集めて分析をします。なお、秋から年内にかけては、全体報告の冊子づくりを行います。
2016年5月11日
大阪から公害をなくす会事務局
1.大阪府への要望書と、回答協議の議事録
・6月29日要望書提出、回答書8月18日付け、10月21日協議実施。
・27年10月16日にホームページへ議事録掲載した。(通知なし)
http://www.pref.osaka.lg.jp/koho/27-dantaiall/270628daikoukai_giji.html
2.大阪市への要望と、回答書及び協議議事録
?大阪市健康局(6月29日要望書提出、回答書8月18日付け、10月21日協議実施)。
・掲載がまだ
?大阪市環境局(6月17日要望書提出、回答書7月31日付け、協議10月30日実施)。
・28年4月15日にホームページへ議事録掲載した。(通知はなし)
http://www.city.osaka.lg.jp/templates/dantaikyogi/kankyo/0000320752.html
?大阪市危機管理室 (6月17日要望書提出、回答書9月16日付け、協議11月27日実施)
・27年9月28日にホームページへ議事録掲載した。(通知はなし)
http://www.city.osaka.lg.jp/templates/dantaikyogi/kikikanrishitsu/0000327709.html
大気汚染の指標NO2 濃度を住民自身の手で測り身近なところの空気の汚れを調べる運動です
測定日
2016年5月19日(木)18:00〜20日(金)18:00(24時間)
測定は簡単、上記時間に測定用カプセルを取り付けるだけ
測定は、実行委員会で用意した小さな測定用カプセルを決めた時間に取り付け、24時間後に取り外すだけ。後は実行委員会でNO2濃度を分析します。この測定方法は改良が重ねられ、国・自治体でも有効性を認めています。
実施内容
? 府全域を調べるメッシュ測定
約1,000 メートル(大阪市内は約500 メートル)区画ごとに5 個以上のカプセルを取り付けます。各行政区で実行委員会をつくって準備、測定します。
? 各団体・グループ・個人が取り組む自主測定
それぞれでテーマを決めて全く自由に参加できます。環境教育、道路沿道測定など目的に応じた企画のご相談にも応じます。
? 健康アンケートを実施
大気汚染の実態だけでなく健康アンケートとクロス集計をすることによって、大気汚染と健康の関係、特にぜん息との関係を調査します。
カプセル代金:1個300 円
お申し込み/各地実行委員会 または 下記 本部実行委員会まで