原発問題住民運動大阪連絡会 - #146 7号機は動いたが全機運転再開は遠い柏崎刈羽原発
柏崎刈羽原発は、新潟県と柏崎市、刈羽村が「事実上の運転再開」と見なした試験運転で、7号機は既に営業運転と同様の出力100%の発電を行っています。しかし原発の安全性を巡り、市民の間には懐疑的な意見が根強いものあります。このような状況のなかで7号機の営業運転再開と同時に、6号機の起動試験が開始される段階まで進んできました。
一方、残る5基の設備点検の進ちょく率はまちまちです。特に2、4号機は点検作業がほとんど進んでいません。東電は「これまでは作業員を6、7号機に集中して投じてきた」と説明。復旧作業に当たる下請け業者の関係者からは「地震による被害には相当な差がある。被害の全体像や復旧の見通しが明らかになるまで、まだ数年はかかるのではないか」の指摘もあります。
◆柏崎刈羽原発の設備点検進ちょく率
目視点検 作動・機能確認
1号機 93% 80%
2号機 準備中 準備中
3号機 80% 77%
4号機 20% 13%
5号機 68% 51%
6号機 100% 100%
7号機 100% 100%
※6月22日現在
げんぱつ (大阪・原発住民運動情報付録)
【 2009年7月25日 No.146 】
原発問題救民運動大阪連絡会