大気汚染公害患者の訴え
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大気汚染公害患者の訴え

第42回公害環境デー(2014/01/25)

■灰色のスモッグで塞がれた空、真昼間なのにライトをつけてのろのろ走るクルマ。

A ひゅうー、ひゅー…肩で息をする。お腹がぺこぺこ上下する。
B 唇が紫色になり、意識がだんだん遠のいていく…

C お母ちゃん、しんどいよー

A 息子が、おばあちゃんが、そして病気ひとつしたことがない私がぜん息になった。
B 息のできない苦しさが毎晩、毎晩、私たち親子に襲いかかりました。

D 「公害をなくせ!」
E 「被害者を救済せよ!」
F 「あたり前の生活を返せ!」

全 必死でした。
A 私は、仲間と手を携え、力を合わせて関電にも、大阪製鋼にも行きました。
ABC 大阪市役所に座り込みました。

G 医者代が日々の暮らしに重くのしかかります。
H 働いても働いても追いつかない治療費。
A 夫の夕食も子どもの世話も思うようにできません。
I もう、あかん!
A 夫はポツリと私に告げました。一人、家を出ました。

■被害の現実を前に加害企業は、患者たちの必死の叫びに応えざるを得ませんでした。
公害をまき散らした企業に金を出させて医療費救済の制度をつくらせました。
四日市裁判の後、全国の公害患者が一つになって公害健康被害補償法をつくらせました。
汚染者負担の原則の下、企業が8割、自動車が2割の負担をして補償の財源にあてました。

B 助かった!ありがたかった。生きる希望が湧いてきました。
H 財界は制度ができた当初から、廃止を目標に綿密な計画をたてました。
I 彼らは、「公害はなくなった!」と叫び、新しい被害者の救済を打ち切りました。

■あれから25年、今度は消費税の増税と引き換えに自動車の負担分・自動車重量税をなくせと言い出しました。

D 「仕掛け人」は財界のエース、トヨタをはじめとする自動車メーカーです。

■私たちはこの2年間、被害者切り捨てのたくらみを阻止するために病をおして立ち上がりました。

B 「お願いします!」
C 「署名にご協力ください!」

■家族に、知り合いに、お友達に…いつでもどこでも署名用紙をバックに忍ばせ、人を見たら頼み込みました。診療所で、公園で、集会の会場で、駅頭で…「お願いします1」と頭を下げました。

A 166??筆。私たちが引き寄せた共感の声です。
全 この力が国会を動かしました。

■税制のあり方を考える税制調査会は昨年末、自動車重量税の存続をきめました。「一部が公害健康被害補償の財源として使用されていることにも留意する」と明記しました。

B 「よかった♪ですね!」
A 「ごくろうさまでした。枕を高くして休めます」
C 「よかったね。患者の勝利ですね」
全 「バンザーイ!よかった★」

■税制改正大綱が発表された日の患者たちのケータイには、喜びのメールが飛び交いました。
みなさんご支援ありがとうございました。

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