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大阪公害患者の会連合会 - 最新エントリー

<第34回大会> ぜん息患者の新しい救済制度を! 3万人を目標に署名に全力

 「ぜん息患者の救済制度をつくる署名活動を地域で広げよう!」大阪公害患者の会連合会の第34回大会が10月1日、福島区民ホールで開かれ、代議員ら59人が参加。今後1年間の運動方針と新しい役員体制を決めました。

 田中良平副会長の開会宣言のあと、議長に藤本よう子(城東)、前田孝子(都島)を選任しました。

 あいさつで森脇君雄会長は、連合会26年の歴史に学ぶことの重要性に触れ、世界に例の無い被害者救済制度(補償法)をつくり、守るたたかいを患者たちの総力を結集してしのぎきってきた歴史を振り返りました。このなかで森脇会長は、公害指定地域の「返上」を画策した高石市での大会、公害補償の切り捨てを狙った「6歳児問題」、公害指定地域の解除を「行政改革」の対象にして“命綱”を断ち切ろうとした第2臨時行政調査会のたたかいなどに触れながら、「昔と違って、多くが白髪混じりになって足が出にくくなってしまったが、自分たちだけの問題だけでなく困っている人、苦しんでいる人のために新しい救済制度をつくる運動に取り組もう」と呼びかけました。

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「ぜん息被害者救済条例」を 〜大阪府に16405名の署名を提出〜

 「大阪にもぜん息患者の医療費を無料にする制度をつくって下さい一酸素ボンベを抱えた守口市の患者・飯田眞治さんが声を絞り出すように訴えました。

 あおぞらプロジェクト大阪とぜん息被害者の救済を求める会は9月15日、「大阪府全域で、全年齢を対象にぜん息被害者を救済を求める制度の創設を求める要請署名」 16405名を大阪府に提出しました。

 この日午後の署名の提出には、公害患者会から9人が参加。未救済の患者・小原節子さん、松本邦枝さんが、長年くりかえす症状と高い治療費に苦しむ実態をのべるとともに、「大気汚染の深刻さは東京も大阪も変わりません。東京に続いて大阪にも、被害者救済条例を」と訴えました。

 この日午前には、府議会各派への条例制定に向けた協力要請活動を実施。共産党、民主党、維新の会を訪問・懇談しました。自由民主党(9月3日)、公明党(9月14日)にも要請しています。

 

ぜん息被害者の救済を求めて各会こうして頑張っています

<平野>
 昨年PM2・5の団体署名をお願いしたところに郵送で、また地域の自治会や老人会にも申し入れをしています。つむぎ祭り(障害者団体主催)に署名集めに行かせていただいて310名分を集めました。平野では現在1975名分集めました。

<福島>
 9月10日野田阪神駅前にて署名の宣伝行動に取り組みました。診療所の方がたくさん参加されて総勢21名。集まった署名は173名分でした。神戸から最近引っ越してきたばかりです。空気はきれいになったと聞いていますが汚れているんですか・・子供がぜん息といわれているので心配ですと話される若いお母さん。ヨガ教室をしています。ぜん息の方が何人かおられます。ヨガはぜん息にもいいのですよ・・と署名してくれました。参加した人たちが元気をもらいました。次回懇談会と宣伝行動は10月19日玉川交差点です。

<堺>
 この間2か月に一度の患者会の世話役会で相談しながら署名に取り組んでいます。今までなかなか取り組めなかった署名ですが、みなさんいろんなつながりを生かして50名から100名を超える署名を集めています。涼しくなったら地域の団体にもお願いに行くことにしています。

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第16回全国連合会大会 多くの発言で議案を深め


 8月1日・2日池田「不死王閣」で全国連合会第16回定期大会を開催しました。

 代議員・評議員合わせ55名が出席。

 森脇代表委員の挨拶のあと東京の繁野さんと大阪の上田さんを議長に議事を進行しました。
 大場事務局長代行より、一年間の活動を振り返っての報告・情勢・今後の運動の進め方について大会議案の提案を行いました。 

   続いて規約の一部改正、「1年に一度の大会を2年に一度とする」を提案。会計報告と監査報告、予算案の提案、新規役員の提案が行われました。

 大会議案では、私たちの運動でPM2・5(微小粒子状物質)の環境基準を設定させる事ができたが、一日も早く常時測定を実施させる取り組みが必要である。

 昨年の日本環境会議尼崎大会で提言された「新たな公害被害者の救済制度」を実現させる運動は「公害手帳」を守るうえで重要な課題になっている。全国連合会として署名に取り組む。

  国が5年間かけて自動車排ガスと健康被害の因果関係を調査する目的で行ってきた「そらプロジエクト」のまとめが今年度中に出される。公害指定地域解除の苦い経験を持つ私たちは、警戒心を持って機敏に対応することが求められる。・・・と今後の運動の方向について提案しました。


特別報告は、ぜんそく患者の医療費無料化を実現した東京から 
*制度の充実を求める運動と仲間づくりについて
*大阪からは、福島の長谷川さんが「新たな被害者救済運動の大阪での取り組 み、西淀川の永野さんからは、西淀川での取り組みについて報告しました。
*大牟田からは、認定闘争について報告しました。

 二日間にわたって行った討論ではのべ49人が発言しました。
 発言内容は、各地自治体の動きから、新たな被害者救済運動、認定・等級問題・街づくり、仲間増やし・・・等々

 困難ななかで頑張っている全国の仲間の生き生きした発言が続きました。
大会では、大会議案・規約改正・決算・予算など圧倒的多数の賛成で可決され、新役員を選出しました。
 最後に西代表委員の閉会挨拶と頑張ろう三唱で大会を終えました。

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第35回公害被害者総行動デー

沖縄に基地はいらん
すべての公害被害者の救済を!
怒りを要求運動に、前進する総行動

「なくせ公害、守ろう地球環境」を合い言葉に6月3日・4日東京霞ヶ関周辺にて第35回公害被害者総行動デーが取り組まれました。政権交代後初めての総行動で今回は環境省だけでなくいくつかのところで長官交渉が可能な状況になっていましたが、前日の鳩山内閣の辞任に伴い国会が大混乱している状況で大臣交渉は実現しませんでした。省庁交渉も大きな制約となり、総行動実行委員会としては、こうした事態を招いた政府の責任を厳しく批判し、新政権の元で改めて大臣交渉に応じるよう要求し約束させました。

夜の日比谷公会堂での決起集会には129団体1250名が参加しました。
舞台では闘う仲間の交流が行われ、水俣病の和解、アスベストの勝利判決(国は控訴)有明海の開門を求める前進した闘いが報告されると会場はわれるような拍手に包まれました。

大気汚染被害者を代表して福島患者会の川勝恭子さんが、被害の訴えと今後の運動への決意を述べました。沖縄普天間からの代表(牧師)は「どうして沖縄だけがこんな苦しみにさらされるのか、他人の痛みを忘れない日本人になってほしい」と激しい憤りをもって訴えました。

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■泉南アスベスト国賠訴訟 国の責任認め原告勝訴!

 5月19日、裁判所前の小公園において午後
12時30分より判決行動が行われました。裁判所周辺は、原告団、弁護団、支援する会の人たち、マスコミの方などたくさんの人たちが判決を見守っていました。

 判決前集会では、法廷に入る人たちを送り出した後、川崎ゆたかさんの歌声で始まり、市民の会の柚岡さん、人肺弁護団の中島弁護士、大阪から公害をなくす会の芹沢会長など多くの団体が次々に挨拶されました。皆さんはそれどれにアスベストの恐ろしさ、被害を知りながら利益を優先してきた国の責任を明らかにする日であり、必ず勝利判決を勝ち取ると決意を示しました。

 10時45分「勝訴」の旗を手に弁護士が現れると大きな拍手と、万歳万歳の声が裁判所周辺にこだましました。みんなの表情は喜びにあふれ、涙ぐむ人たちも少なくありませんでした。

 弁護士より判決の内容についての報告があり「国の責任を認めた画期的な判決!今まで認めてこなかった国を明確に断罪する判決だ」と報告しました。全国連合会を代表して森脇代表は、20年前の西淀川裁判の判決を思い出しながら判決を聞いた。こんなうれしい判決はない。

 全面解決に向けた闘いはこれからですと挨拶しました。

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■せめて医療費だけでも無料に
署名スタート集会に260名 元気の出る集会に!

 4月17日、ぜん息被害者の救済制度をつくる署名運動スタート集会としてぜん息被害者の救済制度をつくろう!あおぞらウェーブ府民集会が北区民センターで開催しました。

 最初に芹沢実行委員長より、18団体12地域・個人で始まった運動ですが、実態調査の中で大気汚染が引き続き深刻な状況であること、被害は子供だけでなく、全年齢にそして大阪全域に広がっている。医療費の負担に生活苦と被害者は負の遺産に追い詰められている。せめて医療費だけでも無料に、と「青空プロジェクト大阪・ぜん息被害者の救済を求める会」を立ち上げ運動していますと挨拶されました。

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■ぜん息ひがいしゃ救済制度をつくろう あおぞらウェーブ

 ぜん息発作で苦しんでいる。お金がかかるので医者にも十分かかかれない。一人暮らしで発作が出ると夜が怖い。食事を減らしても酸素の量は減らせない。せめて医療費だけでも無料に!

 一昨年11月、ぜん息被害者の救済をめざして立ち上げたあおぞらプロジェクト大阪の「ぜん息実態調査」に寄せられた声の一部です。

 私たち認定患者と同じぜん息などの呼吸器疾患で、高い医療費に苦しんでいる患者がたくさんいることが解りました。

 ぜん息患者の実態調査「報告集」もでき、大阪府・大阪市との交渉・各団体や議員団への申し入れ等に取り組む一方、新たなぜん息患者による「ぜん息被害者の救済を求める会」もできました。未認定のぜん息患者の医療費無料化へ、署名活動に取り組みます。署名運動を府下的な大きな運動に盛り上げるため上記のような内容でスタート集会を開きます。

 会員の皆さん 
この日ばかりは家族や友人知人にも協力をお願いして、みんなで北区民センターに集まりましょう。

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■平成22年度(2010年)補償給付費決まる!

全体的にマイナス率を抑えられたのはみんなの力です。

デフレ失業者の増大、リストラなど厳しい社会状況のもと労働者の平均賃金がどんどん下がっています。補償費も平均するとアップ率はゼロですが新たに70歳以上のランクが作られました。

 

■第38回公害環境デー

被害者救済と温暖化を考える!
元気が出た!報告・討論

 第38回公害環境デー府民集会は1月30日エル大阪で開催されました。
会場は満席の172名が参加しました。

岩本、和久利を司会に、芹沢芳郎実行委員長が開会の挨拶を行いました。

基調報告では大阪での緊急課題として、「公害被害者の救済」をめざすことをメインテーマに地球温暖化問題や街づくりなど公害の原点に立ち返り運動しましょうと呼びかけました。

 各分野より8名の方々が報告と訴えを行いました

<1>ぜん息被害者の医療費助成制度の実現をめざす取り組みでは、「せめて医療費だけでも無料にしてください」と切実な患者の要求を寸劇で訴えました。

<2>大阪の大気汚染は?今の環境基準で健康が補償されるのか
 昨年大阪府・大阪市共に二酸化チッソの環境基準を達成したと報告しましたが、あくまでも環境基準の上限値すれすれの達成でありその上新しく測定方法を変えたことで低い数値が出ていることが明らかになったと報告されました。

<3>泉南アスベストの国倍訴訟については、小林弁護士よりこの間の経過と 5月19日には必ず勝利判決をと訴え、患者さんは被害の訴えを行いました。

<4>寝屋川の「廃プラスチック廃棄物処理施設」による健康被害で住民訴訟を闘っている皆さんがプラカードを掲げて登場、牧会長より健康被害の実態について報告、毒性はあるとしつつも健康被害は発生しないという裁判所の判断について怒りを持って報告されました。

<5>C0P15に参加された報告

<6>温暖化対策を口実にした原発推進の問題点

<7>道路や交差点のあり方 ?安全で住みよい大阪を新環境総合計画について報告が行われました。

 一人10分という制限時間の中でパワーポイントや資料を紹介しながら解りやすく報告されました。
 大気汚染の環境基準の測定方法が変わっただけで数値が平均的に下がっている問題については行政に対する不信感と同時に関心が深まりました。新大阪環境総合計画について、また公害環境分野の下請け化や人減らしの方向が進められている事などもう少し具体的に聞きたい部分もありましたが全体として大阪での公害環境問題の流れをつかむことができました。

 今後の私たちのやるべき事、運動の位置づけについても私なりに理解できました。元気をもらって後はできることから運動しましょう。

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公害環境デー

★1月30日(土)   午後1時半〜
★エルおおさか   (南館5階ホール)

[プログラム]
   ▽ぜん息被害実態調査報告
   ▽泉南アスベスト裁判
   ▽COP15の報告
   ▽寝屋川訴訟・ 他
患者会は寸劇「被害者救済について」を披露します。

 

 

■大阪市公害認定患者の皆さんへ 「療養手当」本人請求の時期です。忘れず必ず申請を!

 月4回以上公害医療を受けた場合に支給される「療養手当」について昨年より本人申請になっています。
 今年も本人申請の時期が来ました。
 3月はじめ大阪市保健所より療養手当請求書の書類が届きます。4枚綴りで12ヶ月分の請求になっています。12ヶ月分すべて署名・捺印して同封の返信封筒で3月末までに送って下さい。

 *請求を出していても日数に達していない場合は療養手当は支給されません。
 *請求が遅れたり提出しなかった場合療養手当が支給されなくなります。
 *解らないときは役員・事務局にお問い合わせ下さい。

 今年度より堺市の方も同様の手続きが必要となりましたので注意して下さい

 

■第35回総行動成功へ 新春旗開き開く!

1月8日・9日と第35回総行動実行委員会と公害団体合同旗開きが東京プラザエフ会館で開かれました。

 8日午後2時より6月3日・4日に開かれる第35回総行動デーの持ち方など話し合いました。地球温暖化問題についてコペンハーゲンで開かれた国際会議COP15に参加された橋本さんより「合意ができず削減目標も決まらず残念な結果だったが197の国と120カ国の首脳、世界から集まったNGOが4万人、政府関係者1万5千人、この数を見ても解るように「何とかしなければ行けない」という共通の認識が示されている。

 公害被害者は各地で公害の実態について映像やパネル、被害者の訴えなど精力的に取り組み大きな評価を受けた」と報告されました。

 5月19日に判決が決まった泉南アスベスト訴訟、裁判の中で和解を進めている水俣病判決をとるまでに和解勧告を!とイレッサ薬害訴訟、3つの訴訟はいずれも総行動前後が大きな山場とされています。

 イタイイタイ病「公立資料館」づくりをすすめている。この他・川辺川・有明などたくさんの仲間が参加していました。私たち公害患者会は、総行動で「未救済のぜん息患者の医療費無料化」について要求します 。  
それぞれの要求を持ち寄って第35回総行動を大成功させようと意思統一しました。

 午後6時から始まった「公害団体合同旗開き」は会場いっぱいの参加者で、森脇代表委員の挨拶で始まり、来賓の挨拶が続きました。鏡開きのあと、橋本のぶよさんの歌声、各団体の紹介と決意表明など闘っている仲間たちの熱気があふれました。この力で総行動を成功させようと閉会の挨拶が行われ旗開きは終了しました。

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大阪公害患者の会連合会 事務局ニュース 2009.12.20 (33-3)

■<第3回全国幹事会&環境省懇談会>

 12月13日全国連合会(東京)で全国幹事会が開催され続いて14日には環境省との懇談会が行われました。

*全国幹事会

 全国幹事会は13日ごご1時より14日の正午まで行いました。幹事会ではPM2.5のその後の国の対応や暫定税率の廃止で補償法の財源がどうなるのかなど公害患者を取り巻く情勢について議論し、その後各地患者会の報告を行いました。「新たな被害者救済制度」や来年の総行動、全国大会の準備、各地の認定闘争など議論し、最後に午後からの環境省との懇談会に対し打ち合わせをしました。

*環境省懇談会
 「補償法」がある限り財源は確保する

  環境省との懇談会では、主に
?来年度の障害補償費の引き上げについて
?暫定税率が廃止された場合「補償費」はどうなるのか 
?「SORAプロジェクト」(健康影響調査)の進捗状況について

 当日環境省からは守口保健業務室長をはじめ6名が参加されました。
環境省は「今回から障害補償費に70歳以上のランクができた。昨年つくった2%条項の適用で上がり下がりは2%で押さえる。経済状況が非常に厳しくこれが精一杯です。

 暫定税率の廃止などで自動車重量税からの2割の繰り入れがなくなっても『補償法』がある限り財源は何とかする。安心してください」と回答しました。患者会からは、年金暮らしで高齢者の多い患者の生活実態をそれぞれ訴え引き下げは許せないと強調しました。民主党の「新陳情方式」により今回は交渉ということにはなりませんでした。

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